じゃがいもは、揚げなくてもいいんです。

こんにちは。鉄鍋伝道師の山口です。(^o^)v

ポルトガルの万能調味料「マッサ」。

Massa de Pimento マッサ・デ・ピメントは、赤パプリカをペースト状にしたポルトガルの伝統的な調味料です。
原材料は、辛くない赤パプリカと塩のみで作られています。

塩ががっつり効いているので、塩にプラスして。また塩代わりに使うというイメージでしょうか。
新潟の唐辛子と麹を漬け込んで熟成させた「かんずり」。
かんずりから辛みを抜き、さらに旨味がグーンとプラスさせたような風味とでも言いましょうか。
使い方は「味噌」をイメージしていただければ。

だから、和洋中を問わず、様々な料理に使えます。

マッサの詳細は こちら

このマッサで絶対にやっていただきたいのが、豚肉とアサリをあわせたアレンテージョ。
「え、豚肉とアサリ????」と思いますが、これが驚くほどの好相性。
もう我が家でも定番中の定番となりました。

豚肉とアサリのアレンテージョの作り方は こちら

このアレンテージョ、揚げたじゃがいもを一緒に入れるんですが、そのためだけに揚げ物の用意って面倒じゃないですか。
厚手の鉄鍋があれば、揚げなくてもいいんです!

じゃがいもをは半分に切り、それを4等分。つまり1個のじゃがいもを8等分に切ります。
そして半切りにしたじゃがいもの面を、オリーブオイルを敷いてしっかり予熱した鉄鍋において蓋。
※ 鍋中央のじゃがいもは、写真でわかりやすいように離していますが、その周りのようにくっつけたままで火は楽勝で入りますヨ!

じゃがいもの持っている水分だけで無水調理!弱火でわずか8~10分程度でしっかり中まで火が入ります。
使用したのはLODGEシェフコレクションスキレット10インチと、LODGE純正ガラス蓋。
※ 輸入元でこのスキレットは終売のため、購入ご希望の方はお早めに。

厚手の鉄鍋なら、このように焦げることなくきれいなキツネ色!そして中までホクホクに火が通るんですよ。爪楊枝を刺してスッと通ればOKです。
スキレットで作るジャーマンポテトの場合は7~8mmぐらいのいちょう切りにして、同様に無水で作りますが、アレンテージョの場合はじゃがいもはある程度ゴロッとした大きさのほうが美味しいので、ぜひこのやり方をお試しを♪
あさりは、ただいま産地偽装で揺れている熊本産が店頭から消えて、北海道産のもの。
今回は肩ロースではなく、バラブロック400gを使用。
大きめにカット(一口サイズではなく、ナイフフォークで半分に切って食べるのが丁度いい大きさ)してから、ビニール袋に入れて、大さじ2杯ほどだったかな、マッサを投入してビニール袋をモミモミ。
以前ボウルに入れて手もみしたら、真っ赤な色がぜんぜん落ちなかったので。パプリカは着色料にも使われるぐらいなのでこの方法はマストです。
そしておなじみのミートプレスで両面を焼きます。
最後に、脂身の面をすべて鍋底に合わせて、上からミートプレスを使って焼けば、脂身から余計な脂が適度に落ちるので、クドさもイヤミもなくなります。
※ この場合、肉が横に倒れてしまうので鍋の側面から立てかけるようにして並べれば、ミートプレスも乗せられますよ。

私はこのバラブロック、肩ロースより好きだなぁ。

あさり、じゃがいも、玉ねぎ、トマト、この日は冷蔵庫に残っていたしいたけも角切りにして投入。
ガラスぶたをして蒸し焼き。あさりが口を開いて鍋底にアサリや野菜のエキスが溜まってきたら完成。
豚肉にしっかりマッサで味がついているのので、全体調味は最後に塩と胡椒のみ。
仕上げにさっとEXVオリーブオイルを回しかけて完成。

レモンは初収穫!の山口家ベランダ産
小ぶりですがちゃんとレモンの美味しさでした~。

※ レモンは瓶詰めの果汁ではなく、ぜひ本物のレモンを絞ってください。
全然美味しさが違うので。ここ、結構重要なポイントなんです!苦手でない方は、パクチーもマストです。
これで見知らぬ彼の地のイメージが湧いてきます!!

いやー、いつ食べても旨いです。
マッサ、ホント助かるわー。

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