史上最高に美味い「ドラゴン」

こんにちは。鉄鍋伝道師の山口です。(^o^)v

昨日、巨大なタチウオの切り身が売っていたので即ゲット!
横浜市金沢区の小柴漁港で水揚げされた、江戸前のタチウオです。
ちなみにタチウオは「太刀魚」。まさに刀のような形をした魚です。
頭を上にして立って泳ぐユニークな魚ですが、「立ち魚」ではありません。

釣り人の間で、釣ったタチウオのサイズを表現するのに、一番腹の太い部分を「指○本分」と表現するそうなのですが、今回のこの太さがこれ!
指5本以上で「ドラゴン」と呼ぶそうですが、こちらは明らかにドラゴンサイズ。


しかも私の買ったのは、お腹の一番太い部分ではありません。内臓が全く入っていない腹より下の部分です。
って事は、腹の一番太いところは一体、指何本分あったんだろうか?!
幅のみならず、とにかく身が分厚い!!

こんなサイズが小売されているのは初めて見ました。
江戸前のこんなサイズのタチウオ、本来であれば仲買人経由で高級料亭一直線の魚でしょうが、コロナの影響で行き先をなくして小売に回っているのでしょうか・・・・。
しかもこの大きさでわずか1,180円也。手放しで喜べる話ではありませんね。

二人で食べるには多すぎるので、1/3を残して2/3を塩焼きに。
タチウオの銀色の皮はアルミホイルのように水分をバリアして逃さないため、塩焼きにするときはきっちりと皮に切れ目を入れてあげる必要があります。
この方向に切れ目を入れれば反り返ることもありません。

魚焼きグリルで焼きます。とにかく身が分厚いのでじっくり焼く必要があります。
普通の塩焼きなら8分もあれば美味しく焼けますが、今回は倍の時間を掛けて。後半8分は弱火でじっくり。
気をつけないと表面の皮があっという間に焦げてしまうので、グリルの扉を何度も開けて確認しながら焼き上げました。

もう言葉になりませんね、この味わいは。
中骨の上半分はそのまま頂き、下半分はよりしっとりジューシー感があるので、バジルソースとEXVオリーブオイルを回しかけて。

今までの人生で最高にうまいタチウオでした。


海の恵みに感謝!!

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